こんなかんじで絵ができました
こんにちは、きたざわです。

らくがきは、女の子2人が背中合わせにくっついているものでした。そこに、さびしがりやとか、けんかしちゃったとか、でもそばをはなれたくないかんじなんかをイメージしたものを組み合わせてみようと思いました。うまく伝えられない→お手紙を書こう→お手紙を書くなら机だなと、背景が決まりました。心配そうに動物がいっぱい集まってきてたりするといいかも、とも思いました。


奥が最初のらくがきで、手前がラフです。
このラフの絵を下に敷いて、下書きを描きました。ラフで曖昧にしてた部分をつめつつ、資料もみつつ、勢いよくざざっと描きます。
完成した下書きです。息子くんが攻め込んできました。

トレースするには小さいので、110%拡大しました。
下書きをトレースして、線画をつくります。今回は細かいかんじなので、線が太くならないようにシャープペンシルを使いました。同時に、下書きの縮小コピーもとっておいて、どんな配色にするかも考えました。女の子の服の色で迷って、2パターンくらいを考えました。トレース中は、配色見本がないとどのパーツの線をなぞっているかわからなくなってきたので、近くにおいて作業をしました。

配色を見本をちらちらみながらすすめます。

紙が薄いので、下絵の線がうっすら透けて見えています。
いよいよ着彩...の前に、いつも使っているお道具を紹介させてください。色鉛筆は、学生時代に買ったもの(今回からピンク色を1本買い足しました)。紙はクロッキー帳です。クロッキー帳、本当は本番の絵には使わない物だと思いますが、トレースしやすいのと、紙のかんじが気に入って、色鉛筆で絵を描くときに使っています。シャープペンシルは六角形で、芯は「B」がお気に入りです。使っているうちに、持つところがはげてきてしまいました。

オレンジ色の芯のシャープペンシルと茶色のペンは
日記の息子くん絵で使っています。
日記の息子くん絵で使っています。
色を塗り始める前に、必ず全部の色鉛筆をカッターで削ります。とがっているものは軽くカッターを当てるだけですが、心が落ち着くおまじないのようなかんじです。新しい絵を描く度に行っています。

before

after
気持ちを落ち着かせて、色塗りをはじめます。いつも力を入れてぎゅーぎゅー塗りすぎてしまうので、力を抜いて、手は抜かないように気をつけるつもりで。奥のものは奥に、手前のものは手前にでてくるといいなあと念じながら塗りました。

まずは光のあたっているあたりに黄色をいれ、葉っぱの黄緑をいれました。

うっすら、全体に色がはいりました。
できるだけ全体的に色塗りをすすめられるのが理想ですが、まとまった時間はとれないので、ここから先ちょっとづつ、パーツごとに色を塗りました。作業中のようすはこんなかんじです。



ふたりの協力のおかげで、手前がしっかり塗れました。

次の日には右の木のあたりを。その次の日は瓶のあたりを。

本棚のあたりは「うしろにさがれー」と念じながら塗りました。
全体が塗れたら、スキャンして、PhotoShopで調整します。汚れをとったり、退色している色がなるべく原画に近づくように、原画をみながら色調整を
して、完成です。配布用の差し替えパーツや文字を合成して別レイヤーにしておき、原寸で保存。それからweb用に縮小し、再保存しています。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。